十人十色の一色

世界のオートバイを変えた「神の手」
「ポップ吉村の伝説」の御紹介

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吉村秀雄さんは、バイクのチューニングパーツメーカーであるヨシムラジャパンの創立者です。
吉村秀雄さんというより、ポップ吉村といった方がわかりやすいでしょう。
1995年に、ポップ吉村さんが亡くなられました。
そのとき、僕は「ポップ吉村の伝説」という本が出ていることを知って本屋で買い求めました。
この本を僕は何度、読み返したかわからないくらい読んでいます。

ポップ吉村さんは、まさに「執念と情熱の人」だったそうです。
1978年、鈴鹿サーキットで開催された第一回8時間耐久ロードレースでは、ホンダワークスを始めとする強豪チームと戦い優勝しています。
このポップ吉村さん率いるプライベートチームの勝利は、いまや伝説といっていいと思います。
これだけでなく、この本には数々の伝説が書かれています。

ポップ吉村さんは、レース中、常にピットロードに立たれていたそうです。
「人に危ないことやらせるのに自分だけが安全なところにいてはいけない」
そうポップ吉村さんはいったそうです。
第二次世界大戦では、軍の命令で特攻隊の先導をしたそうです。
特攻機の最期を見届けなければならなかったポップ吉村さんは、
「とても我慢できたものじゃなくて、俺たちも一緒に落ちよう」
という気分になったそうです。
「俺たちだけ帰ってもいいもんだろうか...」
人生で一番辛いときだったそうです。
特攻していった若者の代わりに、ポップ吉村さんはたくさんの若いメカニックやライダーを育てたのかなと思います。
ポップ吉村さんの目には、サーキットを疾走するライダーと戦闘機のパイロットが重なって見えたのかもしれないですね。

この本に載っている、8耐マシンの後ろに誇らしげに立っているポップ吉村さんの写真を見ると何故だか「僕も頑張らなきゃ」という気分になります。
厳しい表情でピットロードに立っているポップ吉村さんが目に浮かんできます。

僕の持っているのはハードカバーの本なんですが、現在は単行本としても販売されているようです。
単行本は、上下巻に分けて発売されています。
あなたもポップ吉村さんの「執念と情熱」を感じてください。

注)このページの文章は、僕が過去に自身の日記サイトに掲載した文章を修正し、改めてこのサイトに掲載したものです。
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